朝の通勤ラッシュも終わる頃、河口湖近くから現行BMW530iの解錠依頼。
結構な雨の中、中央道を目指す。
雨風は強いが高速は空いていて走りやすい。
ストレス無く距離が稼げる。
だが、八王子を越えたあたりから気温がグッと下がってきた。
もしかしたら現地は寒いかも?不安が過ぎる。
不安は的中した。
大月の分岐を折れて河口湖方面に入ると更に気温が下がった。
その上、ずぶ濡れのグローブは容赦無く指先の体温を奪う。
解錠作業に影響が出ないようにグリップヒーターのスイッチを入れ
指先の保温に勤める。
河口湖ICで高速を降り、現場近くのゴルフ場を目指す。
更に気温が下がる。
シールドの曇り方が、体温と気温の差を如� �に物語る。
ゴルフ場まで着いたところでお客さんに電話。
まぢですか・・
少し移動し携帯を暫く見つめると、ニョキ!と一本立った。
すかさず電話をかける
"あなたのホットロッドのためにダッシュを作成する方法?"
ぶちぶち切れるので何度もかけ直しながらお客さんに誘導してもらうが
広大な敷地面積を誇る別荘地に入ると殆ど繋がらなくなってしまった。
樹海が近いせいだろうか?
いや、単に山の中だからだろう。
暫く走るも、最初にもらった●●●●-356という住所は見つからない。
と言うより住所表記が無い。
困った・・・
土砂降りの中、携帯画面を見ながら途方に暮れそうになった時
遠くに地図看板を発見!
356を探す。
地図をしげしげ眺めると、住所表記はすべて●●-●になっている。
と言うことは 356=35の6だ
車のスピナーを作る方法
すぐに35-6に向かう。
急に雨脚が強くなったところで目指す住所に到着した。
だが、3台ほど停められそうな駐車場に車の影すら無い。
恐らくここで無いだろう・・・
困った・・
祈る気持ちで携帯を見てみると、圏外からニョキとアンテナが一本立った。
あたふたとお客さんに連絡。
プルルル…ピッ「鍵屋さん!うちはさんじゅうさんの…」 プツッ… ツー ツー
お客さんの一声を聞いただけで切れてしまった。
その後、圏外。
困った・・・
ん?
お客さん、サンジュウサンって言ってたような・・
もしかしたら33-6?
可能性はNO.33にあり
踵を返してUターン
泥でホイールスピンをしてコケるか と思った。
何が車のための最高のインテリア詳細スプレーです。
水溜りと砂利に注意しながら進んで行くと33の区域に突入・・。
あったぞ33-6・・白のBMWもあった。
やっと着いた。
バイクを降りて振り返ると、お客さんが玄関で手を振っていた。
雨だか鼻水だか分からないズブ濡れの笑顔で僕は会釈をした。
で、これで終わりじゃないのです、作業が待ってます。
指先は冷えて痺れていたが、それをモノともせず1分程で解錠。
バコッとドアを開けた瞬間、今日一日の仕事を終えた気分になり
夕方にさえなっていないのに風呂に入ってビール(ハートランド)を呑みたくなった。
その後、別荘内で熱いコーヒーを頂き、子供と犬にじゃれ付かれながら作業書� �作成。
山のような労りと感謝の言葉を頂き別荘地を後にした。
そして、帰りの高速に乗ってから富士山を一度も見なかったことに気付いた。
雨で殆ど見えなかったでしょうが、麓まで行ったのにすっかり忘れていた。
そう言えばツーリングと言うものに随分と長いこと事行っていない。
たまに仕事じゃなくバイクに乗るのも良いのでは?
それならばと直近の休日に天気が良ければ下道で下仁田までコンニャクを買いに行こうと心に決める。
但し二日酔いじゃなければ・・
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